AIとベーシックインカム(BI)の関係

ベーシックインカム(BI)の事が良くわからなかったので

本を読んでみたよ(キャラ変わってる?)

 

波頭亮 著「AIとBIは いかに人間を変えるのか」

 

AIについてわかったこと

今回のAIブームは3回目。

今回はハード、ソフト、ビッグデータという条件が初めてそろった。

電力・エネルギー問題がネックになる。

汎用型AIは開発が難しい。

特化型AIが人間の知的能力を代替する。

気をつかわなければいけない仕事、クリエイティブな仕事はAIには難しい。

 

BIについてわかったこと

全国民に生活費が無条件で給付される。

贅沢しなければ働かなくても生きていける。

生活費を稼ぐためにいやな仕事をやらなくてすむ。

現行の社会保障制度より運用コストが小さい。

 

AIとBIをあわせるとどうなるか

AIが財貨を生産し、得られた利益を全国民に平等に分配できる。

その結果「働かなくても、食って良し」という社会が実現する。

 

読んで感じたこと

ドラえもんの道具みたい。夢はあるけどね・・・。

 

2018.5.3追記 まじめな感想

AI普及のネックは電力というのは納得する。(とりあえずこの問題を脇に置くとすれば)AIという技術もBIというしくみも手の届くところまで来ているというのもわかる。その結果、こういうユートピアが実現すればいいとも思う。

 

しかし、人が生きる上で必要なものの生産をAIが肩代わりするというが、AIそのものを構築し運用するコストは、資本家が負担することになる。その成果をBIというしくみで万人に分配するということはありえない話ではないだろうか。国が資本家の富を再分配するとは思えないからだ。

 

それが可能なら格差は、すでに無くなっていると思うし、不可能だからこそ、サンディ・スプリングス市のような要塞が世界に広がるのではないか。